Nonbite's Fly Fishing Tale

フライフィッシングのページ

≪vol.99≫ Lapse of judgment

2009年8月9日

思い込みや偏った考えに縛られると損をする。
広い視野を持てないことが災いする。

今日は久しぶりの釣行でやる気満々。
以前から目をつけておいた場所への思いがミスの始まりだった。

天候は曇り。
前回の釣行から時間が空いたので、前日の準備に時間がかかってしまった。
リーダーやティペットの補充、そして、フライ。

初めて訪れる場所への期待感から、いつもの昼過ぎ釣行ではなく、朝早い釣行を計画した。
(と言っても8時に入渓予定)

いつもより早く目覚めると目的の場所へ急いだ。
あいにくお盆の帰省とも重なり、渋滞とはいかないまでも、車は数珠つなぎ。

予定より遅れ、地図とにらめっこ。(ナビは故障中)
目的地を通り過ぎたことに気づいたのは、大きく通り過ぎ、不安になり釣り券を買うために立ち寄った商店で現在地を聞いたことから判明した。

Uターンし、ようやく現着すると、今度はぽつぽつと雨。
入渓者の車を見ながら、入渓点を探し、上流へ向かっていくと、雨がだんだん強くなる。

確か予報では昼過ぎから雨だったはずが、予定より早く降り始めてしまった。
弱雨の予報が、ボンネットをたたきつけるように強い雨。

しばらく車で待機したが、一向にやむ気配はなく、先行者も車へ戻ってきている。
ここまで来てしまったら雨が止んだ後のチャンス(ちょっと増水、先行者なし)にかけることとした。

メインの通りに戻り、早めの昼食を取ることとした。

昼食後少し雨が弱まっており、狙い通りを一人ほくそ笑んでいたが、入渓点に向かうにつれて再び雨が・・・

しかもちょっと増水(自分の空想)のはずが、ど茶濁り・・・(悲)
予想以上に上流では降った模様。

方針転換の判断が遅れてしまった。

山を越え、反対側へ転進するも、今度は睡魔との闘い。
いつもより早い起床と最近の仕事の疲れもあり、気力が持たず帰路に着いた。

天気の確認、一つの思いへの執着による判断ミス。
まだまだ修行が足りません。
大変よい教訓となりました。